リッキーの小さな大冒険

ローランド氏の不思議な行動を追跡!

リッキーの散歩 その1-2 「ダークなネズミーマウス」の巻

引き続き、どうもリッキーです。

散歩シリーズ(?)その1の続きです。

もしまだ未読でしたら、ぜひどうぞ。

リッキーの散歩その1-1 「美術館巡り」の巻 - リッキーの小さな大冒険

 

大きな口と遭遇!

そのまま飲み込まれてしまいました。。。

 

 

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実はこれ、原美術館で開催中の「ニコラ ビュフ 『ポリフィーロの夢』」。

初期のディズニーを思い浮かばせるよな画風が特徴的です。

個展の中でも個性的な方で、少年が夢の中で好きな少女を救うというストーリーまで用意されています。

音楽にはビートルズの「サージェント・ペッパー」など、コンセプトアルバムなどがありますが、細かい設定があるコンセプト展示会は珍しいじゃないでしょうか。

絵はコミック調でしたが、ダークなイデアを扱った作品とのギャップが効いてました。

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 あれ、この怪しげなドアを開けると。。。

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Kinectを活用したインタラクティブな展示もありました。これでドラゴンを倒す勇者になりきれるそうです。周りに5つのサラウンドスピーカーが配置されてあって迫力満点!

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また、某ネズミーマウスへのオマージュ(?)も見かけられました。

いやー、遊び心溢れつつ、非常にintriguingな展示でしたね。開催中に行ってみては?

 

その後は新宿の角川シネマで『幻魔大戦』のリバイバル上映を鑑賞。

これはりん・たろう、石森章太郎大友克洋などの豪華スタッフが制作に携わっています。

でも僕が見に行く動機となったのは、プログレ四天王の一組といわれるEmerson, Lake, and Palmerのメンバー、キース・エマーソンが音楽に関わっていた事です。

知らない読者の為に補足ですが、プログレとは70年代に発展を遂げたとてもアーティスティックなロックのジャンルなんです。その中でもキースはキーボードのヴァーチュオーゾで、僕が傑作である『頭脳革命』を初めて聴いた時は脳みそが溶けてしまった気がしました。

幻魔大戦』でもキーボード革命を起こしてくれると期待していましたが、ちょっと控えめな印象でした。

逆に興味深かったのは、『幻魔』が大友克洋が後に世に送り出した名作『AKIRA』と似ていることです。

どちらもサイキック少年が登場しますが、『幻魔』ではその能力を正義の為に使われました。まさかその能力を悪用しないとは。ギリシャ神話でも、透明になれる力を手に入れた者が犯罪に走るという話もありました。僕は劣等感コンプレックスを超能力で克服しようとする『AKIRA』の鉄雄に共感しましたね。

 

以上で一日が終わりました。この時点で足が痛かったのを覚えています。

 

今後もいろんなところを散歩・冒険しようかと。ではごきげんよう。